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第2回日本周産期麻酔科学会学術集会

ごあいさつ

会長 山浦 健

第2回日本周産期麻酔科学会
会 長  山浦 健
(九州大学大学院医学研究院 外科学講座 麻酔・蘇生学分野)

 この度、2023年3月25日(土)~26日(日)に、九州大学医学部百年講堂におきまして、『命のリレー 麻酔科医の役割』をテーマとし、第2回日本周産期麻酔科学会を開催させて頂くことになりました。 
超超高齢社会において新しい生命の誕生は、人類の存続においてとても大切な「命のリレー」です。このような時代背景の中で、安全・安心な周産期医療を実現するには、まだまだ私たちにできることがあるのではないでしょうか。
周産期麻酔における課題は、分娩に伴う母体の安全を地域格差なく実現することです。現在でも無痛分娩や帝王切開術を麻酔科医の関与なしで行わざるを得ない地域は少なくありません。麻酔科医が新生児集中治療を含めた周産期医療に参画することで、母体安全そして安心してお産ができる医療環境を整備する必要があります。また最近の手術医療の進歩により、新生児手術だけでなく胎児手術も行われる時代になり、高度な診療能力が必要とされています。
このように、安全・安心な周産期医療を実現するには、麻酔科医の役割が大きくなっています。新しい時代に私たちは何を目指すのか、この学会の特徴でもある周産期医療を中心として、麻酔科医と産科医、小児科医、小児外科医、助産師とともに問題を多角的・多面的に考え議論することが、何より大切だと思っております。

ぜひ皆様のご参加をお待ちしております。よろしくお願い申し上げます。